Webサイトを表示するために必要な仕組みが「DNS(ドメインネームシステム)」です。
今回は「DNS」について初心者の方でもわかるように解説していきます。
ぜひ、最後まで見て行ってください!
DNSとは
「DNS」とは「ドメインネームシステム」の略で、ドメインをIPアドレスを紐づけて管理し、変換することでインターネットが利用できるようにするためのシステムです。
IPアドレスはネットワーク上の住所を表す数字の羅列で、ドメインはそれを人向けに扱いやすくアルファベットで記述し直した住所というイメージだとわかりやすいかと思います。
WebブラウザからWebサイトを閲覧する時にIPアドレスを使用する必要がありますが、Webブラウザからはドメインを使用して検索しているので、IPアドレスに変換する必要があります。
この作業をするのがDNSサーバーになります。
ドメインとIPアドレスについてはこちらの投稿でご紹介していますので、参考にしてみてください!
Webサイトが表示されるまでの流れ
Webサイトが表示されるまでの流れを見てみましょう。

- Webブラウザからドメイン情報を取得したいとDNSに問い合わせる
- DNSサーバーがドメインとIPアドレスを照合し、IPアドレスに変換してWebブラウザに伝える
- Webブラウザから取得したIPアドレスのWebサーバーにデータを要求する
- Webサーバーが要求に応じて画像やテキストデータなどを与える
①DNSサーバーに問い合わせ
ユーザーが閲覧したいWebサイトのURLをWebブラウザに入力します。
URLにはドメイン情報が含まれ、このドメインをIPアドレスに変換する作業をDNSサーバーが行い、この作業を「名前解決」とも言います。
WebブラウザからDNSサーバーにドメイン情報を取得したいと問い合わせます。
②IPアドレスをWebブラウザに送信
DNSサーバーはいくつもあり、それぞれ階層によって分散・独立しています。
まず、Webブラウザから一番近いDNSサーバーに接続し、窓口とします。
そのサーバーから閲覧したいWebページのサーバーにドメインとIPアドレスを照会してもらい、窓口からIPアドレスをWebブラウザに送信します。
③Webサーバーにデータを要求
DNSサーバーから受け取ったIPアドレスを使用してWebサーバーにアクセスし、Webページを閲覧するために必要なテキストや画像データ等を要求します。
④データをWebブラウザに送信
WebサーバーはHTML方式でデータをWebブラウザに送信し、Webブラウザで閲覧できるようになります。
この作業は1回だけでなく、何回かに分けてデータの送受信が通常行われます。
メールの送受信の仕組み
メールの送受信にもDNSサーバーが使用されています。
メールの送受信をするシステムのことを「メールサーバー」と呼びます。
パソコンなどの端末からメールを送信すると、まずメールサーバーにメールが届きます。
メールサーバーからDNSサーバーに送信先のIPアドレスを問い合わせ、取得したIPアドレスを使用して送信先のメールサーバーにメールが送られるという仕組みです。
まとめ
今回は「DNS(ドメインネームシステム)」の仕組みについて解説してきました。
いかがだったでしょうか?
Webサイト作成には欠かせない仕組みなので、理解しておく必要があります。
別投稿にてコーディングについて解説していますので、ぜひそちらもチェックしてみてください!
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