サーバーについて徹底解説!

WEBサイト制作をするにあたって、完成したWEBサイトを公開する際に必ず耳にする「サーバー」。

今回は、そもそもサーバーとはどういう役割をしているものなのか、どんな種類があるのかなど、詳しくご紹介していきます。

サーバーという言葉は聞いたことがあるけど、きちんと説明できない初心者の方や、これからWEBサイト制作をフリーランスでやっていく方は是非、見ていってください!

目次

サーバーとは

WEBサイトを一つの「家」だとすると、サーバーはその家がある「土地」になります。

お店のWebサイトだとすれば、商品に関する情報や個人情報を保管していたり、画面のレイアウトや見た目に関するHTMLやCSSファイルのデータが配置されていたりします。

サーバーは利用者から「この情報が欲しい」という指示に対して、その答えとなる情報を利用者へ返す役割を担っています。

例として、普段当たり前に使用している、Google検索を挙げてみます。

知りたいことがあればGoogleで調べ、情報を手に入れることができますよね。

こちらの当たり前の役割も、スマホやパソコンを操作する利用者からの「この情報が欲しい」という指示が、ネットワークを通じてGoogleのサーバーに伝わり、Googleのサーバーは、大量に保存している情報の中から、利用者の指示にあった検索結果を返して表示させているという一連の流れによるものです。

サーバーの用途

サーバーの用途により、使用するサーバーも変わっていきます。

例えば、WEBサイトをインターネット上に公開する際に使用するサーバーは「WEBサーバー」

メールに関してのサーバーを使用する場合は「メールサーバー」

このように、用途によって何のサーバーが必要なのかを理解しておくことが重要です。

サーバーの種類

環境でサーバーを区分けすると、以下の種類に分けられます。

  • 共用サーバー(レンタルサーバー)
  • 専用サーバー
  • VPSサーバー
  • クラウドサーバー

それでは次から、各サーバーについて詳しく解説していきます。

共用サーバー(レンタルサーバー)について

WEB制作の案件では、ほとんどの案件が共用サーバーを利用しています。

文字通り「共用=借りる」サーバーのことを指します。

基本的に、サーバーの貸し出しを行なっている企業へ月額料金を支払って、その企業が所有しているサーバーを使用できるようになるというシステムです。

特徴

共用サーバーは、サーバーに関する一般的な知識がない初心者の方でも簡単に契約することができ、すぐに利用できることがメリットであり大きな特徴です。

ですが、あくまで共用なので他にも利用している別ユーザーが存在しているため、サービスなどに利用制限があることが多く、その点は自由度が低くなってしまうことがデメリットとして挙げられます。

専用サーバー

専用サーバーとは、レンタルサーバーを他の利用者と共用せずに、一台丸ごと自分のサーバーとして利用できるサービスです。

先ほどご紹介した共用サーバーと対比の関係にあたるサーバーのサービスとなります。

特徴

専用サーバーの最大の特徴は、一つのサーバーをまるっと借りることができるため、共用サーバーと比べて運用の安定性が保証されているということです。

そして、共用サーバーのデメリットとして挙げられていた、サービスの利用に制限があることについては、専用サーバーになると自由度が上がり、制限なくサービスを利用することができます。

デメリットとしては、共用サーバーよりもレンタルの料金が高値になるケースが多いです。

VPSサーバー

VPSサーバーとは、「Virtual Private Server(ビジュアル プライベート サーバー)」の略で、仮想専用サーバーという意味を表します。

VPSサーバーは、実際は大きな一つのコンピュータですが、そのコンピューターを分解したものを利用者に一人一人割り当てている仕組みとなっています。

そのため、「仮想」というのは実際には論理的に分割されたサーバーですが、利用者から見れば自分専用のサーバーを使用していると全く同じ状態である、ということになります。

特徴

VPSサーバーの特徴は、設定やインストールするアプリを自分専用のサーバーのように自由に追加をしたり、変更を加えられることです。

そのため、VPSサーバーは、ある程度サーバーの専門知識をすでに理解しており、操作に慣れている方におすすめなサーバーとなります。

クラウドサーバー

クラウドサーバーについて触れる前に、まず「クラウド」についてきちんと理解しておく必要があります。

クラウドとは、文字通り「雲」を表します。

雲のように実体や規模が不確定であり、好きなように形や大きさを変えられることを意味しています。

クラウドサーバーは物理的なコンピュータではありますが、そのクラウドコンピュータがとても大きな規模であり、利用者はクラウドの利用範囲や方法を自由に選択できるという仕組みになります。

特徴

クラウドサーバーの特徴は、やはり自由度が高い点といえます。

利用容量や処理速度を自分の好きなように設定することができるため、利用者の利用状況の差が大きいサービス(繁忙期や閑散期の利用者の割合の格差が大きいサービスなど)にはおすすめのサーバーと言えます。

まとめ

今回は、サーバーとはどういう役割をしているものなのか、どんな種類があるのかなど、詳しくご紹介してきました。

いかがでしたでしょうか?

WEBサイト制作でコーディングなどをしていくにあたって、実装後に必ず使用するのがサーバーになりますので、きちんと理解しておく必要があります。

別投稿では、HTML/CSSについての基本知識や、コーディングに役立つ知識についてご紹介していますので、そちらもぜひチェックしてみてください!

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